ブタナ タンポポモドキ （ キク科エゾコウゾリナ属 ）

ブタナ 豚菜 は、ヨーロッパ原産の帰化植物で、世界的に広がっている多年草です。 和名は、フランスの俗名 Salada de pore 豚のサラダ の直訳からきています。 英名は、Cat's ear ネコの耳。花がタンポポに似ているとして、タンポポモドキの別名もあります。

葉は全てロゼット状につく根生葉で、縁は波状に凹凸があり、両面とも粗い毛が密生しています。 花茎の葉は、退化して小さな鱗片化したものが幾つかつきます。 花期は５月～９月と長く、環境によっては１２月初めに開花することもあります。 花茎は中実で硬く、草丈は３０～６０cmになり、途中で１～４本に分枝し、それぞれの茎頂に１個づつの頭花をつけます。 頭花はタンポポに似て、黄色の舌状花からなり、直径３～４cmあります。 果実は痩果で淡褐色、タンポポに似た長いくちばしがつき、冠毛が羽毛状に広がります。 繁殖力が強く、根生葉が地面を被うことで、他の植物の発育に影響があります。 根が深く、地上部を刈り取っても駆除できないことから害草とされています。 属名：Hypochaeris 、の下 hypo～ ＋ 豚 choeros から。  豚の下 の意味。他に、別属の古名に由来説もある。 種小名：radicata 、（ 目立つ ） 根のある radicans の意味。 2004.-2014.-2021.03.01.Re

ブタナ 豚菜 Hypochaeris （ Hypochoeris ）  radicata 撮影：東京都、他

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