ハゼラン 爆蘭 （ ハゼラン科ハゼラン属 ← スベリヒユ科 ）

ハゼラン 爆蘭 は、熱帯アメリカ原産の１年草で、明治時代に観賞用として導入されました。 旺盛な繁殖力で逸出して野生化し、関東以西では道端などで良く見かける帰化植物です。 草丈は４０～８０cm、全体に無毛で、葉は互生し、茎の下部に近接してつきます。 葉身は倒卵形～楕円形、長さ５～１０cm、全縁、先は尖り、質は柔らか、やや多肉で表面は光沢があります。 花期は初夏から秋にかけて、長い花茎に円錐形の花序を出し、小さな花を次々と開きます。 花弁は５個、淡い赤紫色で直径は５～７mm、雄しべは２０個程度、花糸は花弁より濃い赤紫色、葯は黄色です。 子房は黄緑色の球形、雌しべの花柱も赤紫色で、柱頭は小さく３裂します。 ガク片は２個、長さ３mmほどで、早落性です。 ひとつの花の開花時間は２～３時間程度と短く、午後３時前後に咲き始めて、夕方になると萎みます。 果実は赤色のほぼ球形をして、直径４mmほど、花と同じで次々と熟し、中には多数の黒い種子が入っています。 和名の由来には諸説あり、種子がはじけ飛ぶからという説や、花が 爆 （ は ） ぜる ように次々と咲く様子からという説、 また、赤く丸い果実を、はじける線香花火に例えたという説もあります。

別名の サンジカ （ 三時花 ） や、サンジソウ （ 三時草 ） は、開花する時間帯から、 他に、やはり果実の様子から、花火草という別名もあります。

ハゼラン Talinum paniculatum 撮影：小平市

属名：Talinum 、アフリカのセネガルとガンビアの地元の名前から といわれる。 種小名：paniculatum 、円錐花序の という意味 2006-2014-2020.07.-2025.04.24.Re 参考書籍  「 ワイド図鑑 身近な野草・雑草 」、「 日本帰化植物写真図鑑 」、「 沖縄の身近な植物図鑑 」、他

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