| ショウガ 生姜 （ ショウガ科ショウガ属 ） |
| ショウガ | 生薬名： ショウキョウ （ 生姜 ） [ 局 ] 他 | 用途： 漢方薬、食品 |
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ショウガ 生姜 は、熱帯アジア原産の多年草で、草丈５０cm程に生長します。
葉は互生し、長被針形で先が尖り、葉柄は長い葉鞘で巻き重なって偽茎になります。
花茎は、葉とは別に地下の多肉質の根茎から出て、先端に花序をつけます。
花序は緑色の苞が鱗片状に重なり合い、夏から秋にかけて、小花は重なる苞の隙間からでて開花します。
赤紫色の唇弁は、雄しべが変化したもので、本来の花弁は３枚の黄緑色の部分になり、基部は合着します。
日本では、屋外の開花は希で、そのため栽培は種子によらず、根茎の栄養繁殖 ※１ によって行われます。 インドや中国では紀元前から食材・香辛料として利用され、日本でも古い時代に中国から伝わりました。 根茎に独特の芳香がある香辛料として、また乾燥したものを生薬ショウキョウ （ 生姜 ） ※２ として利用しています。 辛味の成分 ジンゲロール gingerol からは、加工の過程で作用のより強い ショーガオール shogaol などが作られます。 健胃作用や、吐き気を抑える作用があり、多くの漢方処方に配合されています。 民間療法では、食品のショウガ ※３ が食欲を増進させ、また身体を温めるので風邪に良いとして、利用されます。 調理に使われるのは、大きくなる品種で、流通の９０数％を占めています。 葉ショウガにされるのは小さな品種で、谷中生姜や金時生姜が有名です。 ※１ 栄養繁殖 ： ショウガでは、多肉化した根茎が不定形に分枝生長するためできる。 ※２ ショウキョウ （ 生姜 ）： 生薬名は、ショウガと同じ文字。 根茎をそのまま乾燥したもので、多くは、ショウキョウを使用する。 皮をむき、蒸してから乾燥したものはカンキョウ （ 乾姜 ） といい、ショウキョウと区別する。 ※３ 食品のショウガ ： 生薬と同じ植物が、使用される。 ショウガは、医薬品としての効能効果を標ぼうしない限り、医薬品と判断しない原材料に区分されている。 医薬品とする場合は、一定の規格が定められている。 属名：Zingiber 、角の根 sring＋vera （ サンスクリット語由来 ）。根茎が角の様に尖るため。 種小名：officinale 、薬用の という意味。 2013.-2020.12.05.Re |
ショウガ 生姜 （ 英名 Ginger ） Zingiber officinale 撮影・昭和大学薬用植物園、他 |
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